自分を語るのではなく
来週のオープンキャンパスに向けて、教員紹介パネルの原稿を作成しました。
国際文化学部・国際文化学科から、
人間文化学部・国際文化学科(もうひとつの学科は健康科学科)へ、
さらに来年からは、地域創生学部・地域創生学科・地域文化コース(文化継承)です。
私が本学の前身である広島女子大学に赴任したときは、
まだ文学部が上級学年に残っていました。
この一連の推移は、日本全国、どこの大学にも見られる現象でしょう。
ウェブ上に記されたものは消えないそうなので、敢えて書き残しておきます。
それにしても、自己紹介の文章を書きながら、
自分はそれでも古典文学研究者として生きようとしているのだと、
ちょっと驚きました。
問わず語りに書いていたら絶対に出てこない言葉が、自分の手から出てくる、
だからといって、パネルを見る人を過剰に意識しているわけでもない、
不思議な言語体験でした。
ウェブ上に書くことも、これと少し似ているかもしれません。
“自分”という意識はかえって希薄になります。
そういえば、論文もそうです。だから恥ずかしさはない。
それではまた。
2019年7月30日