深さと普遍
先週末には、自分に呪いをかけるようなことを書いてしまいました。
私は中国古典文学の存続に危機意識を持ってはいますが、絶望はしておりません。
絶望の虚妄なること、まさに希望と相同じ、です。
自分が触れたことのない仕事に携わっている人の奥義を聞くのが大好きです。
世の中にこんな仕事があったのか、と驚くばかりでなくて、
ある世界を真摯に生きている人だからこそ感得することができる境地、
それを語る言葉は例外なく面白く、またそれはすべての分野に通じるものがあると感じます。
自分も、そのような面白さに自身の手で触れたい。
それを、身近な学生たちがどう思うかはまた別問題です。
わかってもらわなくて結構、などと高飛車、あるいは拗ねているのではなく、
ぎりぎりまで言葉を尽くして説明したら、あとはもう相手にゆだねるしかないということです。
さて、3月19日、六朝学術学会の例会で研究発表をすることになりました。
詳細はこちらをご覧ください。概要もこちらにございます。
それではまた。
2020年2月10日