堅実さに何かを加えるならば

こんばんは。

後期が始まりました。
今日は、演習科目がひとつと、学生との学期初めの面談を数件。

面談は、前期の成績評価を手渡しながら話を聞くのですが、
たいへん意外だったのは、この前期、成績の伸びた学生が多かったことです。
一方、逆の傾向を示している学生たちもいますから、
必ずしも全体として教員側の評価が甘かったわけでもなさそうです。

聞けば、対面式でない分、毎回どの授業でも課題が多く出る、
それを、手を抜かないで、一つ一つこなしていった、ということらしいです。
(誰も見ていないので、モチベーションの維持には苦労したらしいですが。)

また、通学にかかっていた時間を、睡眠や学業に回せたということもあったらしい。
(本学科の場合、自宅から通ってきている学生が大半を占めているので。)

自分が大学生だった頃と比べると、非常にまじめで堅実です。
この健気な若者たちが、そのエネルギーを明るい方向に発揮していけるよう、
(その健気な心持を不当に搾取されたりすることがないように)
教員として力を尽くそうと思いました。

この堅実さに一点加えるとすればそれは何だろう。
煎じ詰めたところ、自分が授業を通して若い人たちに言いたいのは、

世界にはいろんな考え方の人々がいる、相互に尊重しよう、ということに尽きます。

2020年9月24日