曹植「求自試表」の文体

こんばんは。

曹植「求自試表」の文体について、先日少し触れました。
冒頭では整然と対句が並んでいますが、途中から筆が滑走していくような印象です。

訳注稿は、あと解題を完成させて、近日中に公開する予定ですが、
そこでは、先に述べたようなことは明示できないでしょう。

そこで、こちらに別途、その本文と通釈のみを示しておくこととしました。
(訳注稿でも本文・通釈は示しますが、句の構成を可視化することは難しいので。)

黄色でマークしているのは対句で、
対を為す部分は行頭の高さが揃うように按配しています。
ひとつながりに続く文章で、改行する場合は、半角落としています。

こうしてみると、文章の後半、かなりラフな文体となっていくことが一目瞭然です。

2021年2月5日

※本文と通釈を記したファイルは、その後、修正版に差し替えました。(2021年2月7日)
※その後にまた誤訳を見つけたので、再修正版に差し替えております。(2021年2月8日)