建安01年(196)42歳:巻10「荀彧伝」裴注引張衡『文士伝』:孔融はしばしば禰衡を曹操に推薦し、会見させようとしたが、禰衡はこれを嫌がり、いつも憤懣を抱いていた。狂疾を理由に会見に行くことを拒否し、一方でしばしば批判的な言を弄した。曹操はその名を聞き、これを辱めてやろうとし、鼓吏に任命したが、逆に禰衡が自分を辱めたと大笑いした。孔融は禰衡を難詰し、更に曹操と会見させようとした。禰衡は孔融のためと称して承諾した。十月の朝会の時、孔融がまず曹操に会い、禰衡が会見したがっていると告げた。日暮れになって、禰衡は一重の衣に粗布の履という姿で曹操の陣営の門の外に座り込み、杖で地面を叩きながら何度も曹操のことを罵った。曹操は禰衡の名声を慮って自ら手を下すことを回避し、彼を劉表のもとに送った。2-p.312*, 2-p.244** 只今、制作中です。