建安05年(200)46歳:巻14「程昱伝」:袁紹が黎陽にいて、南へ渡ってこようとした時、程昱は七百の兵で鄄城を守っていた。曹操はこれを聞くと、程昱に人を遣わし、二千の兵を増援しようと言った。程昱は反対して言った。「袁紹は十万の衆を擁して向かうところ敵なしだと思っている。今、私の兵が少ないのを見ると、きっと軽んじて攻撃しては来ないだろう。もしこちらの兵を増やせば、通過するのに攻撃してこないわけにはいかず、攻撃すればきっと相手が勝つ。そうなればその勢力を無駄にすることになる。どうか疑われないように」と。曹操はこれに随った。果たして程昱の予想したとおりとなった。曹操は賈詡に向かって、程昱の胆力は戦国時代の孟賁や夏育以上だと称賛した。その後、程昱は山沢に亡命していた者たちを集め、精兵数千人を得て、曹操と黎陽で合流し、袁譚・袁尚を討伐した。袁譚らは背走。程昱を奮武将軍とし、安国亭侯に封じた。2-p.428*, 3-p.017** 只今、制作中です。