建安08年(203)49歳:巻10「荀攸伝」:辛毗を通して投降を申し入れてきた袁譚について、荀攸は次のように述べてその受け入れを勧めた。「天下に事が起ころうとしているのに、劉表は何もしようとしない。その四方を支配しようとする志を持っていないことは明らかだ。一方、袁氏は四つの州に拠り、武力も強大で、袁紹は寛大さで衆の心をつかんでいた。もし二人の息子が和睦してその業を成し遂げたなら、天下の騒乱は収束しないだろう。今兄弟は悪みあっており、勢いとしてどちらかが倒れるだろう。もし併合されるようなことがあれば、力が一つとなり、そうなれば事を図ることは難しくなる。乱に乗じれば天下は定まる。この時機を失ってはならない」と。曹操はこれを善しとして従った。2-p.324*, 2-p.274**

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