建安08年(203)49歳:巻25「辛毗伝」:袁尚が兄の袁譚を平原に攻めた時、袁譚は辛毗を曹操のもとに遣わして和平を申し入れた。曹操が荊州を討伐しようとして西平に駐屯している時、辛毗は曹操に会って、袁譚の意思を伝えた。曹操は大いに喜んだが、数日後、先に荊州を平らげ、袁譚・袁尚兄弟を対立させて疲弊させようと計画を改めた。他日、辛毗は宴席で曹操の様子を見て、計画に変更のあったことを察知し、郭嘉に語った。郭嘉は曹操に伝えた。曹操は辛毗に袁氏兄弟のことについて打診した。辛毗は、袁氏兄弟の言うことの真偽は問わず、時勢をこそ判断すべだと説き、鄴一帯を手中に収めるのは今であると進言した。曹操はそれに従って、袁譚への和睦を認め、黎陽に駐屯した。翌年、鄴を攻撃してこれに勝った時、辛毗を表して議郎とした。3-p.695*, 4-p.101**

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