建安13年(208)54歳:巻31「蜀書・劉璋伝」:劉璋は、曹操が荊州を征伐してすでに漢中を平定したと聞き、河内の陰溥を派遣して曹操に敬意を表して振威将軍を加えられ、兄の劉瑁には平寇将軍が加えられた。また劉璋は、別駕従事の蜀郡の張繍を派遣して兵士やさまざまな御物を曹操に送り、曹操は張繍を広漢太守に任命した。劉璋はまた別駕の張松を派遣して曹操に表敬訪問させたが、曹操はすでに荊州を平定し、先主(劉備)を敗走させていたので、松のことを軽くあしらい、松はこのことで怨みを持った。ちょうど赤壁の戦いで曹操軍が苦戦していたが、松は帰還すると曹操の悪口を言い、劉璋に、自ら曹操と絶交し、劉備と手を結ぶように勧めた。4-p.868*, 5-p.018** 只今、制作中です。