建安15年(210)56歳:巻32「蜀書・先主伝」裴注引『献帝春秋』:孫権は劉備とともに蜀を取ろうとして、劉備に使者を派遣して言った。「米賊の張魯は巴・漢に拠点を構えて曹操の耳目になっている。もし曹操が蜀を得たら荊州も危うくなる」云々と。劉備は答えて、「張魯はうそつきなので必ずしも曹操に忠義を尽くすとは限らない」「曹操は君主をないがしろにする気持ちを持っているが、君主を奉戴しているという大義名分がある。論者は曹操が赤壁の戦いで敗退したので遠征しようという意志はもう持っていないと見ているが、今、曹操は天下の三分の二を手に入れ、さらに勢力を広めようとしている。今荊州を故なくして攻めるのは曹操に枢軸を貸すようなものだ」と言って孫権に反対した。4-p.880*, 5-p.045**

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