初平01年(190)36歳:巻1「武帝紀」:二月、董卓は諸将の挙兵するを聞き、天子を移して長安に遷都、自分は洛陽に駐屯して宮室を焼き払う。この時、袁紹は河内に、張邈・劉岱・橋瑁・袁遺は酸棗に、袁術は南陽、孔伷は潁川、韓馥は鄴に駐屯していた。董卓の兵は強く、袁紹らは先へ進めず。曹操は「義兵を挙げて暴乱を誅するのだ。大軍勢はすでに集まっている。諸君は何を躊躇しているのか。もし董卓が山東の挙兵を聞きつけ、王室を楯にして、土地の険しさに拠って、東に向って天下に望んだら、道義なきやり方ではあっても、かなり面倒なことになる。今、彼は宮室を焼き払い、天子を脅して遷都し、海内は動揺して、どこへ帰着するかわからない状態だ。これこそ上天が人界を滅亡させる時だ。一戦すれば天下は定まる。この機会を失ってはならない」と言い、軍を率いて西に向かい、成皋に根拠地を置こうとした。1-p.7*, 1-p.020** 只今、制作中です。