興平01年(194)40歳:巻10「荀彧伝」:曹操は陶謙討伐の時、荀彧に留守を任せた。張邈・陳宮が兗州を挙げて寝返り、ひそかに呂布を迎え入れたとき、張邈は使いを出して荀彧に、呂布は曹操の陶謙討伐の支援に来たから食糧を拠出するようにと告げた。荀彧は張邈の謀反を悟り、東郡太守の夏侯惇を召し寄せた。兗州の諸城はみな呂布に応じた。時に曹操は軍を挙げて陶謙討伐に赴き、残った兵力は手薄で、地位の高い者たちの多くが張邈や陳宮と通じた。夏侯惇は到着するや謀反人を誅したので衆は落ち着いた。豫州刺史の郭貢が数万の衆を率いて会見にやってくると、荀彧は周囲の疑念をものともせずに彼に会い、鄄城の堅牢さを示して引き上げさせた。また、荀彧は程昱と計略を設けて范・東阿を説得し、鄄城とあわせて三城を守り抜き、曹操の帰還を待った。2-p.308*, 2-p.234**

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