興平02年(195)41歳:巻14「董昭伝」:董昭は袁紹に処罰されそうになったのを逃れて天子の下へ赴く途中、河内で張楊に引きとめられた。時に曹操は兗州を領し、張楊に使者を派遣して、長安へ行くためにその領土内を通行させて欲しいと願い出たが、聞き入れられなかった。董昭は張楊に、「袁紹と曹操とは協力関係を結んで入るが、それも久しくはないだろう。曹操は今は弱いが、実に天下の英雄であるから、友好関係を結んでいたほうがよい。まして今きっかけがあるのだから、彼の天子への奏上を通してやり、あわせて上表して彼を推薦するとよい。もし事が成れば、彼と永く手を結べよう」と進言し、張楊はこれに従った。董昭は曹操のために、長安の諸将李傕・郭汜らに手紙を書き、張楊も曹操に使者を派遣した。曹操は張楊に犬馬金帛を与え、かくして西方と往来できるようになった。天子が安邑にいた時、董昭は河内から赴いて議郎に拝せられた。2-p.437*, 3-p.036** 只今、制作中です。