建安02年(197)43歳:巻26「満寵伝」:大尉楊彪が捕まったとき、尚書令の荀彧、少府の孔融らは満寵に、ただ言葉を聴くだけで、拷問したりしないように頼んだ。満寵はまったく返事をせず、法に基づいて尋問した。数日して、曹操に会見を求め、「楊彪は尋問されても特に言葉がなかった。死刑となる者はまずその罪状を明らかにすべきで、この人は海内に名声があるので、罪状が不明だと、きっと大いに民望を失うだろう。それは明公にとって残念なことだ」と言った。曹操は即日楊彪を釈放した。初め、荀彧や孔融は楊彪を尋問すると聞いて皆怒ったが、この結果に納得し、満寵を評価した。3-p.721*, 4-p.156** 只今、制作中です。