建安03年(198)44歳:巻1「武帝紀」:曹操が退却しようとした時、張繍の兵が追ってきて、曹操軍は進めず、陣営を連ねて少しずつ進んだ。曹操は荀彧に書簡を送り、安衆まで来たら張繍を必ず破ると予言した。安衆まで来ると、張繍は劉表の兵と合流して険阻な場所で守りにつき、曹操軍は前後に敵の攻撃を受けた。そこで曹操軍は夜に要害を掘って地下道を作り、輜重を尽く通して奇兵を設けた。夜が明けると、賊は曹操が遁走したのだと思い、軍を挙げて追いかけてきた。そこで奇兵を放ち、歩兵騎馬でもって挟み撃ちにして大いに破った。秋七月、曹操は許へ帰還。荀彧は曹操に、先に賊は必ず敗れると予測したわけを聞くと、曹操は、敵は我が軍の帰路を遮って、我が軍に死に物狂いの戦いをする情況を与えた、だから勝利すると予告したと答えた。1-p.15*, 1-p.037** 只今、制作中です。