建安03年(198)44歳:巻18「臧覇伝」:臧覇は、かつて黄巾の乱の時、陶謙に従ってこれを撃破した。曹操が呂布を伐った時、呂布を助けていた臧覇は身を隠した。曹操は臧覇を探させて、面会して喜び、臧覇にその仲間の呉敦・尹礼・孫観・孫康らを曹操のもとに招かせた。曹操は、臧覇に青州・徐州の統治を委ねた。曹操が兗州に在った時、徐翕・毛暉を将としたが、兗州が乱れた時、ふたりとも反した。後に、兗州が平定された時、徐翕・毛暉は臧覇のもとに亡命した。曹操は劉備を通じて臧覇に二人の首を送るように申し渡した。臧覇は劉備に、「自分が独り立ちできているのは、このようなことをしないからだ。私は公に命を助けられた恩があるから、命令には背けない。だが、王覇の君主には義をもって進言してもよいと聞いている」として曹操への進言を依頼。曹操はこの言を納れた。2-p.537*, 3-p.249** 只今、制作中です。