建安06年(201)47歳:巻9「曹仁伝」:曹操が袁紹と官渡で対峙していたとき、袁紹は劉備を汝南へ遣った。諸県は衆を挙げて劉備に応ずるものが多く、許以南は吏民の情勢が不安定だった。曹操はこのことを憂慮したが、曹仁は「南の方は、われらが軍が目前の急務のために救援に来れないと思っているところに、劉備が強兵を従えて臨んだのだから、反乱を起こすのも無理はない。だが、劉備は袁紹の兵を率いたばかりでうまく統率できていないから打ち破ることは可能だ」と述べた。曹操はその言を善しとし、騎兵を率いて討伐させた。曹仁は反していた諸県を再び収めて帰還した。1-p.274*, 2-p.153** 只今、制作中です。