建安11年(206)52歳:巻9「曹仁伝」:曹仁は、曹操が河北を平定し、壺関を包囲するのに従った。曹操は、城が陥落したら全員穴埋めにせよと命じたところ、連月陥落しなかった。曹仁は曹操に、「城を囲む時は、必ず生き延びるための道を示してやるものだ。今、公は必ず殺すと布告しているから、敵は必死で守りについているのだ。しかも城は堅固で食糧も十分だ。これを攻めればこちらの兵士がダメージを受けるし、守りに入れば戦いが長引くだろう。堅固な城の下で兵を駐屯させ、必死の敵を攻めるのは良計ではない」と説き、曹操はこれに従った。結果、城を陥落させることができた。曹仁の功績を録して、都亭侯に封じた。1-p.275*, 2-p.154** 只今、制作中です。