建安16年(211)57歳:巻1「武帝紀」:九月、軍を進めて渭水を渡った。馬超らは何度も挑戦してきたが、また付け入る隙を与えなかった。土地を分割するよう固く求めて、人質を送ろうと申し出てきたので、曹操は賈詡の計略を用いて、偽ってこれを許した。韓遂は、曹操との会見を求めてきたが、曹操は韓遂の父と同年に孝廉に挙げられた仲で、また韓遂と同じ時に挙兵した仲間なので、そこで馬を交えてしばらく語り合ったが、話題は軍事に及ばず、ただ都の昔話をし、手をたたいて笑い楽しんだだけだった。それが終わると、馬超らは韓遂に「公は何を言っていたのか」と聞いたので、韓遂は「別に何もない」と答えたが、馬超らはこれを疑った。1-p.34*, 1-p.077** 只今、制作中です。