建安16年(211)57歳:巻1「武帝紀」裴注引『魏書』:曹操は後日、また韓遂らと会見したが、諸将は「公が賊と言葉を交わすのに、軽率なことがあるのはよろしくない。木で通行止めの柵を作り、防御の備えをしたほうがよい」と言った。曹操はもっともだと考えた。賊が曹操に会見しようとする時、みな馬上にて拝礼し、秦や胡の見物人たちは前後にひしめき合っていた。曹操は笑って賊に「お前たち、曹操を見たいのか。曹操もまた人間だ。四つの目、二つの口を持っているわけではない。ただ知恵が多いだけなんだよ」と言った。胡人は前後に折り重なって見物した。また鉄騎五千を十重に隊列させ、鋭い光が日に輝いたので、賊たちはいよいよ震え上がった。1-p.36*, 1-p.080**

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