建安18年(213)59歳:巻1「武帝紀」裴注引虞溥『江表伝』:献帝はかつて特に郗慮及び少府孔融と会見した時、孔融に「鴻豫(郗慮)はどこが優れているか」と問うと、孔融は「ともに道徳的規範に沿った道を踏み行うことはできるが、ともに臨機応変のはかりごとをするには不足だ」と答えた。郗慮は笏を挙げて、「孔融が昔北海の長官だった時、政治は散漫で人民は流浪したが、その権謀はいったいどこにあったのか」と言い、かくして孔融と互いに欠点をあげつらいあい、不仲になってしまった。曹操は書簡で彼らを和解させた。郗慮は光禄勲から光禄大夫に遷った。1-p.39*, 1-p.087** 只今、制作中です。