建安21年(21662歳:巻9「曹真伝附曹爽伝」裴注引『魏略』:丁謐の父、丁斐、曹操の呉への征伐に従ったが、自分の家の痩せ牛を官牛と取り替え、これがばれて投獄され、官職も剥奪された。その後、曹操は丁斐に「印綬はどこにある」と聞き、丁斐は曹操がふざけていると分っていたので「餅と取り替えました」と答えた。曹操は笑って左右を顧みて、「東曹の毛掾は何度も私に彼を処罰させようとするのだが、私はこの人の清くないことは知らないわけではない、用いるにはわけがあるのだ。私に斐がいるのは、ちょうど家に盗みを働く犬がいて、それがよく鼠を捕えるようなものだ。小さな損失はあるが、おかげで私の蓄えは全うできている」と言い、かくして斐の官職を元通りにしてやり、以前のように意見を聞いた。1-p.289*, 2-p.186** 只今、制作中です。